転科をする場合デメリットはあるのか

2017年05月15日 15:18


大きな決断にはリスクがつきものです。
リスクを完全に避けながら、特に仕事上の方向転換をすることなど無理だと考えておくべきでしょう。

ただ、そのリスクを最小限に抑える、あるいは、そのリスクから生じるデメリットを上回るようなメリットがあれば、その決断や方向転換は正しかったと言えるのではないでしょうか。

  転科のデメリット「一から学ぶ労力と時間」

医師の転職において、もし転科するのであれば、そこにもやはりリスクやデメリットが伴います。
例えば、これまでとは異なる診療科目へと移るのであれば、その新たな分野や領域に関して一から学ぶ必要があります。

救命救急科から外科へ、のような転科であれば、前者でも外科的知識や技能を学び身に付けることができるのでさほど無理な転科とはなりませんし一から学ぶ必要があるとまでは言えませんが、より密に患者と接する機会の多い内科や、外科的な治療を必要としない精神科などへの転科の場合には、新たに学ばなければならないことが山のように出てきます。

これを転科のデメリットと捉えるのか、それとも新たなことに挑戦できる、医療に関する幅広い知識を持つことができるという点でメリットと捉えるのかにもよるものの、決して楽な道ではないことだけは間違いありません。

  転科のデメリット「収入が下がる可能性」

もう1つ、収入が下がる可能性がある点も、転科のデメリットとして頭に入れておくべきでしょう。
これも転科前と後の診療科目によりますが、新たなことに挑戦する医師に対して最高待遇を用意している医療機関は多くはありません。
外科医としてどんなに腕が立っても、患者とのコミュニケーションが取れず内科医としてのスキルを十分に有していなければ、雇った医療施設としても困ってしまいます。

これは他の診療科目にも言えることであり、医師免許を取得してから何年経過しているか、その間にどのような実績を上げてきたのかも十分考慮されるものの、転科直後から収入アップを形にすることは難しい可能性もあると考えておくべきです。

デメリットをメリットに捉えるか転科をやめるか

医師の転職も、結局は他の仕事と同様で、職種にあたる診療科目を変えれば、例え同じ医師であっても新たに学ぶことが出てきますし、収入が下がる可能性があるのです。

これを転科のデメリットと考え診療科目の変更そのものをやめるのか、それとも覚悟して受け入れるのか、それを決められるのは本人のみ。
コンサルタントなどとも相談しアドバイスをもらうべきですが、あらゆる可能性とキャリアのことを考えながら、最終的な決断を下していきましょう。


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