転科をする時に気をつけなければいけない事


2017年07月07日 15:29


キャリア全体を考えて転科を決断する

勤めた先が気に入らない一心で転職をする、これでは同じことを繰り返す可能性が出てきてしまいます。
現状に満足できないことは転職する動機にはなりますが、それだけで物事を進めていくべきではありません。

転科することも同様に、当直やオンコールがあるから、それがない診療科目へと移りたいという動機のみではなく、将来的なキャリア全体のことも考えて転科を決断する必要があるのです。

そのためには、表面的な部分のみを判断材料としてはいけないことを認識しておくべきでしょう。

求人情報に載っている好条件を鵜呑みにせず見学にいく

医師の転職先候補は、今やインターネット上に溢れています。
医師の転職専門求人サイトも充実していますし、ネット環境があればどこでもそれを閲覧し、詳細をチェックすることが可能です。

しかし、そこで得られる情報こそ表面的な部分に過ぎません。
医療施設はそれぞれの持つ欠点を求人に表現するようなことはしないでしょう。
当然です。
そんなことをすれば応募する医師がいなくなるわけですから、医療施設はそれぞれの強みやメリット、そして待遇などを好条件に見せるための工夫をしつつ応募者を募っているのです。

その好条件を鵜呑みにしないようにしてください。
特に転科する医師は、その転科先の診療科目について詳しくないケースも少なくなく、転科するだけでそれだけの待遇を受けられると勘違いしがち。

これまで勤めてきた診療科目や医療施設とは異なった苦労もあるかもしれませんし、仕事内容等を考慮すれば、その好条件が果たして本当に良い条件であり高待遇なのか疑問に思うようなケースもしばしば出てくるでしょう。

気になる求人や医療施設が見つかったら、必ず見学に行くことです。
その施設の人としっかりとコミュニケーションをとり、また設備や患者、雰囲気等も掴みながら応募を決めなければいけません。

医療施設へと見学に行くための仲介役を担ってくれるエージェントやコンサルタント、これも有効に利用しながらそれぞれの施設や診療科目の本質を探っていくことをおすすめします。

自分の適性を知り転科が適切であるか見極める

また、自分の適性を知ることも重要です。
憧れだけでプロフェッショナルになれるのであれば、誰も苦労はしないでしょう。
医師免許を持っている人でも、診療科目によって向き不向きがあるもの。

自分の適性を知ると同時に、果たしてその転科を希望することが、あるいは転職することそのものが適切であるかどうかを見極めることが重要になってくるのです。

転科は、医師人生にとって非常に大きな決断となります。
その決断が失敗に終わらぬよう、上記のことに気をつけながら自らのキャリアを構築していきましょう。