転科を決めたらまず何をするべきか


2017年03月16日 15:11


転科先を調べ現状を把握すること

どのような理由があるにせよ、診療科目を変更し、これまで携わっていたものとは別の分野や領域に挑戦するのであれば、あるいは何かしらの変化を求めるのであれば、その転科先をしっかりと見極め、そして定めておく必要があります。

診療科目を変更することを決定しているからといって、転科する先が明確に決まっているとは限りません。
すでに転科先を明確に定め、それ以外は視野に入れていないのであればいいのですが、まだ迷っている人も含め、さまざまな分野を検討対象とするべきでしょう。

特に、勤務状況などにより現状に疲弊している医師や、特定の診療科目の体質的なものに不満を抱いているために転科を検討している医師は、非常にネガティブな動機によって取り組む分野を変更しようとしているわけですから、より慎重に転科先を選択する必要が出てきます。

まずは、転科したい科を調べると同時に、それぞれの診療科目の体質や現状を把握することに勤めなければなりません。

研修で経験した分野はもちろん経験していない分野も含め、できるだけ広い視野で、また、主観と客観のバランスをとりながら転科したい科を調べることを意識していきましょう。

診療科目によっては人手が足りず、深刻な医師不足に悩む分野もあります。
どの診療科目も人手が足りているというわけではありませんが、極端な医師不足に陥っている分野では重労働も懸念されるため、そうした現状も無視せずに選別していきましょう。
決して待遇のみを参考に転科先を決めてはいけません。

待遇のみにこだわらず丁寧に求人を探すこと

転科したい科を調べることで終わらないのが医師の転職です。
一般の社会人の転職とも重なりますが、同じ診療科目であっても、医療施設が異なればさまざまな点に違いが出てきます。

同じような仕事でも待遇がいいところもあればそうでもないところもありますし、都市部と過疎地域では設備も患者のタイプも異なるでしょう。

丁寧に求人を探すことも心がけてください。
転科先が決まったとしても、この求人探しに失敗してしまえば医師の転職は成功しません。

医師の求人そのものとはネットでも豊富に出会うことができますが、文字情報のみでは物足りないと認識すべきです。
病院なら病院、クリニックならクリニックの、それぞれの内情を把握しているコンサルタントなどを介して求人を探すのがベストでしょう。

医師の転職にはやることが山ほどあります。
勢いも重要ですが、それだけで転職し失敗してしまうと、再び同じ作業を繰り返すことになり非常に時間の無駄。

そうならないよう、診療科目のリサーチ、そして十分な求人の情報収集、こうしたことに時間をかけ、一度で理想の転職ができるよう動いていかなければならないのです。